[映画]真珠の耳飾りの少女

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映画 「真珠の耳飾りの少女」 のDVDを観ました。
オランダの画家 ヨハネス・フェルメールの代表作、「真珠の耳飾りの少女」(または 「青いターバンの少女」) を映画化した作品です。
映画が公開されたときは、映画と私が感じるフェルメールの絵のイメージとのギャップを嫌い、観ることをためらっていました。
主演は今をときめくスカーレット・ヨハンソンという点も、なんとなく観る気を欠く要因でした。
レンタルビデオ店に足を運んだ際にたまたま目につき、またその日がレンタル半額でなかったら、恐らく観るに至らなかったでしょう。

1600年代のオランダ・デルフト、話はとても静かに、ゆっくり時が流れます。
フェルメールの絵の世界を忠実に再現していると感じるほど、その特有の、派手ではないが美しい世界が広がっています。
彼の作品を切り取ったような映像が随所にもりこまれていて、まるでフェルメールの作品集でも観ているかのような感覚さえおぼえます。
万人向けとは言えませんが、とてもおもしろかったです。

ヨハネス・フェルメールは、生まれてから死ぬまで、その生涯をデルフトという街で過ごした画家です。
作品のほとんどは人物画である中で、唯一ともいえる風景画は 「デルフトの眺望」 であることから、彼がどれほど故郷を愛していたかうかがい知れます。
フェルメールは、この言葉がふさわしいか分かりませんが、堅実に、静かに人々の日常生活を見つめ描いた画家であるように思います。

フェルメールは、一生のうちに三十数点しか描きませんでした。
その作品一点一点を、とても丁寧に、熱を込めて描いていたのでしょう。
フェルメールの絵は、とにかく人を惹きつけるのです。
その構図でしょうか。色遣いでしょうか。
瞬く間に絵の中に惹き込まれてしまいます。

私はまだ一点しか観たことがありません。
去年の秋、日本に一点だけ 「画家のアトリエ」 がやってきたとき、雑踏にもまれながら鑑賞しました。
バランス、細部にわたる精巧さ、そしてラピスラズリの青。
すばらしいものでした。

「真珠の耳飾りの少女」 は、フェルメールの他の作品とは明らかに一線を画する作品。
一度は観てみたいものです。

真珠の耳飾りの少女 通常版
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