TBS系テレビ番組情熱大陸で東洋文化研究家のアレックス・カーさんの特集をしていました。
彼が日本三大秘境のひとつ、徳島県祖谷（いや）の茅葺き屋根の家に魅せられ、その古民家を修復したことが語られていました。
その古民家は、とても美しいものでした。

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彼は、外国人でありながら、日本人よりも日本の美をよく知っているのです。
彼が放つ言葉の一つ一つに「はっ」とさせられました。

日本で一番できてないのはね、『何でもないところの良さ』
重要文化財だの世界遺産だのそういうところは見事に直してるんですよ。

では、『何でもないところの良さ』って何なんでしょう？
僕が思うにそれは、ほっとできる場所ではないかと思うのです。

東京でも、少し前までは、ちょっと路地を入れば、喧騒から逃れられる静かな場所がまだ残っていましたが、最近は少なくなりました。
話題の六本木のミッドタウンに行っても、上を見上げて、おのぼりさん状態。
ケヤキ坂も確かに綺麗です。六本木の街は、刺激的です。

でも、ほっとする感じはないのです。
『古き良き日本』という言い方をしますが、最近話題になっている旅館などを見ると、まさに「これだ！！」というところが出てきます。
話題になるということは、少なくとも『古き良き日本』を求めている人々がいるということですよね。

アレックス・カーさんは、最近、京都の町屋を再生させるプロジェクトに携わっているそうです。（こちらがそのサイト）
どこかの首相は弟子入りしたほうがいいと思います。『美しい国 日本』ってこういうものなんだと。

ちなみに日本の三大秘境は、「岐阜県・白川郷」「徳島県・祖谷」「宮崎県・椎葉村」だそうです。

[関連サイト]
アレックス・カーさんのサイト
京都町家（町屋）の庵
ちいおりファウンデーション（The Chiiori Foundation）
アレックス・カーさんのインタビュー

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