モエレ沼公園

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先日、テレビ東京の『美の巨人たち』で「モエレ沼公園」を見ました。
モエレ沼公園とは、2005年夏に完成した札幌にある公園です。

その設計者は、イサムノグチ。

広大で自然豊かなその公園は、北海道という土地にとても合った雰囲気を持っていました。
モエレ沼公園は、全体をひとつの彫刻とみなしているそうです。
そう、イサムノグチは世界的な彫刻家ですから。
残念ながら、イサムは公園の完成を見届けることなく逝去しますが、彼の遺志を継いだ人たちにより、17年もの歳月をかけて完成されました。

そこにはガラスのピラミッド、人工の浜辺、大きな噴水、そしてモエレ山とプレイマウンテンという名のふたつの山があるそうです。
映像を見る限り、周りには高い建物は何もなく、気持ちのいい風が公園全体をかけ抜けていくようでした。

イサムノグチは、自然を愛し、自然に学んだ芸術家だそうです。
私が惹かれる芸術家は、自然からインスピレーションを得る人ばかりです。
かのアントニオ・ガウディは言いました。「自然こそ最も美しい形である」と。
ガウディ、フランク・ロイド・ライト、エミール・ガレ、そしてイサムノグチ。
今なお色褪せることなく新鮮で愛され続ける彼らの作品は、自然をモチーフにしているのです。
そういう作品に出会うと、芸術についての知識がない私でさえ、なにかを強く感じたり、心を揺さぶられます。

昔訪れたガウディのグエル公園はすばらしいものでした。
イサムノグチのモエレ沼公園。
機会があったら、ぜひ行ってみたいと思います。


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