北斎展を見てきました。

投稿日:

友人からすごい混雑していると聞いていたので、午前中に着くように上野の東京国立博物館に向かいました。
博物館前のチケット売り場では、北斎展より『華麗なる伊万里、雅の京焼』のほうが混雑していたので、「おっ、もしかして空いてる?」と思ったのですが、甘かったです。
中は大混雑してました。

- スポンサードリンク -

AdSense300x250

以前のブログでも書きましたが、500点近くの素晴らしい浮世絵をできるだけ間近で見たい。そう思ったので並んで見ました。
足を踏まれ、人に押されつつ、牛歩作戦で一歩一歩歩いて作品を間近で見ることができました。
でも、展示作品数と鑑賞する人数が普通の展覧会より多く、全部鑑賞するのに4時間近くかかりました。

葛飾北斎の浮世絵でも有名な『富嶽三十六景』は、素晴らしい。同じ版でも、刷り方で色身は違い、全く別の印象をもつ繊細な作品に見入ってしまいました。
北斎の初期の作品は、色がとても彩度が低く色数も少ないのです。グラデーションもありません。しかし、年齢を重ねて行くにつれ、北斎の作品には、艶やかさとグラデーションを用いた派手さが加わっていくのがよくわかりました。筆使いも、円熟味を増して繊細ながらもダイナミックさが出てきているように感じました。墨のにじみにより作られるグラデーションは、とても綺麗でした。

人が多かったのですごい息苦しく、疲れも出てきたので途中で休憩しようと思ったのですが、続々と入場してくる人達を見ると、休憩している間にもどんどん混雑してくると思って、体に鞭打ち後半も一気に見ました。途中で何度もめげそうになりました。それでも、全部見たのは作品の魅力ですね。

観賞後、敷地内で仮設テントのお茶屋で抹茶と和菓子をいただきました。このお茶屋は京都のお店らしいです。すいません。名前忘れました。
ここの抹茶は、あまり苦くありません。和菓子は、大きな栗が中に入ったおまんじゅうで美味しい。疲れた体にまんじゅうの甘さがたまらない。

ほっと一息ついて、上野のアメ横を抜けて夜ご飯を食べてから帰りました。


ちょっと余談。
北斎展のチケットは、ヤフオクで購入しました。オークションだと安く買えるのでおすすめですよ。


面白かったら、クリックお願いします。

- スポンサードリンク -

AdSense300x250